校倉の家とは?

■開発の背景

信州に暮らすからには、信州の山や森を活かし、信州の自然に近い暮らしがしたい。近年そうお考えになる方が増えてきたように思います。私どもは信州・戸隠に創業して36年、皆様により豊かなくらしをしていただくため、そして地域とともに生き、山を守るため、住宅建築にできることをできる限りしていきたいと考えておりました。「校倉の家」は、これまで私どもが培った知識や技術を総結集し、本当の意味で「人にも環境にもやさしい家」として開発することができた理想の住まいです。

■校倉の家の特徴

正倉院の校倉づくりのイラスト

校倉づくりといえば、奈良・東大寺にある正倉院が有名です。校倉とは、校木(木材)を水平に積み重ねて壁面を造り上げる方法のこと。北欧やロシア・北アメリカなどにも見られる構造です。木材は一般的に、空気中の水分を吸収したり放出したりという調湿機能を持っています。そのため正倉院は室内の空気を常に適度な状態に保ち、この高温多湿な日本においても1000年以上もの間、宝物を守り続けたとされているのです。

「校倉の家」の構造写真

マルセイホームがご提案する「校倉の家」は、いわゆる在来工法である木造軸組み工法に加えて、柱と柱の間に厚さ3cmの無垢の杉材を水平にはめ込み、壁面を造り上げています。日本に古くから伝わる工法を現代の住宅によみがえらせ、より快適で豊かな暮らしをおくっていただけるように開発されました。

■校倉の家と一般の家との違い

[在来工法の壁内構成図]
画像:在来工法の壁内構成図

在来工法といわれる木造軸組みの家は、柱、梁、筋交いといった縦横斜めの木の軸で構成されます。柱の外側に防水・透湿性のシートを張り、外壁(サイディングやモルタル)で覆います。内側は石膏ボード等の内装用建材と断熱材を張ります。

[校倉の家の壁内構成図]
画像:校倉の家の壁内構成図

それに比べて校倉の家は、外壁と内壁は一般の住宅と同様に施工しますが、前述のように柱と柱の間に厚さ3cmの杉板をはめ込みますので、一般住宅よりも壁が一枚多くなります。しかも無垢の杉板の壁ですから、自動的に家の強度が増す(=地震に強くなる)とともに、さまざまな効能が注目される木の恵みに、24時間包まれて暮らすことができるのです。

次は、これらのひとつひとつを見ていく事にしましょう。