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■断熱材のこと
断熱材とは一般的に、低密度で内部に流動しない空気の層を多く含んでおり、熱を伝えにくい性質の素材です。一般的にはガラスなどのリサイクル品であるグラスウール、ロックウール、石油化学製品のポリスチレンフォーム、ウレタンフォームなどがあります。これらの断熱材は安価で施工がしやすいため、現在は広く使われています。
しかし健康被害で問題となっているアスベストのように、現段階では問題ないとされていても、将来にわたって100%体に安心とは言い切れません。特に、室内で使う断熱材はなるべく自然に近い安心な素材を求める方が最近増えており、各社が研究をしています。ところが今のところ、機能の面でも健康面でもコストの面でも納得できる、決定的な代替物が登場していないのが現状です。
■断熱材としての無垢材
そこで私どもは、無垢の木材で断熱する方法を提案いたします。
校倉づくりの正倉院がその効果を発揮したように、無垢の木材は周囲の湿度を調節するという機能のほかにも、熱伝導率が低いという特長(=断熱機能)をもっています。これは、木の細胞ひとつひとつに空気の部屋があり、それが熱を伝わりにくくさせていることによります。例えばスギの木口断面1平方センチには、約4万から30万個もの細胞がつまっています。この細胞たちひとつひとつが、外の温度と室内の温度差をやさしく遮断、断熱してくれるのです。
無垢の木材でできた家は、化学物質とは無縁の、天然の断熱材に包まれた家なのです。
※校倉の家では、より快適な暮らしのため、無垢板のほかに壁の外側にウレタンボードを配し、外断熱による断熱効果を高めています。