■木の効能
1) 湿度をコントロールしてくれる
木は、湿気が多いときには空気中の水分を吸収し、反対に乾燥したときは水分を放出して、湿度を適度に保ってくれます。この調湿機能は私たちが快適と感じるだけでなく、建物や家具にもやさしい効果であるといえます。
2) ダニやカビをよせつけない
木から放出される物質が人間の体にやさしいことは既に知られていますが、特に有名な「フィトンチッド」という物質は、ダニ、カビの繁殖を抑制する殺菌効果を持っています。日本では昔から、お寿司屋さんで握ったお寿司を提供する台にヒノキを使ったり、笹でご飯を包んだり、フィトンチッドの効果を利用してきました。
3) リラックスさせてくれる
木の芳香成分「セドロール」には、交感神経を抑制しアロマテラピーのようなリラックス効果もあることがわかっています。実験では、眠る前に「セドロール」を嗅いだ被験者は、嗅いでいない被験者に比べ、眠るのにかかる時間が半分近くに減少したり、睡眠途中の覚せいも減る傾向が見られるなどの効果をあげています。
4) 目や耳にやさしい
私たちの体にさまざまな影響をもたらす紫外線。木は紫外線を吸収する機能も持っています。そして、音も適度に吸収します。特に、高音・中音・低音をバランス良く吸収するので、音響を重視する音楽ホールなどは木でつくられたものが多くあります。コンクリートの部屋ではキンキン耳障りな音も、木の部屋ではやさしいものになります。
■家に居ながら森林浴
一般にカットされたばかりの材木は、芳香成分が切り口から一気に発散されて木のいいかおりが広がりますが、製材後時間が経つと薄れていきます。ところが杉は、製材後もそのかおりが長持ちするため、毎日が杉のかおりに包まれた森林浴のような生活が送れるのです。内装材を無垢材にすれば、効果は倍増。「校倉の家」はご予算に応じてクロスの内装プランもご用意しておりますが、やはりおすすめは天然素材で囲まれた総木づくり。杉、ヒノキ、ヒバ、唐松、桐を適所に使い、深呼吸するのが楽しくなる家です。この心地よさをぜひ体感していただきたいと思います。
■最後まで地球にやさしく
家をつくるときに、何十年も後の最終処理段階について心配をする人は少ないと思います。しかし、地球環境問題に建設・建築の業界が大きく関わっていることは認めざるを得ない事実。再処理できない建材で地球に負荷をかけるよりも、その命をまっとうする最後の瞬間まで、人にやさしく地球にやさしい家であるのが究極の理想の住まいといえるのではないでしょうか。
■ 木材の可能性
木材は、生産過程でのエネルギー消費量が少なく、また最終処理段階でも土に返りやすく、環境にあまり負荷をかけない建築資材です。今後間違いなく地球環境問題は深刻化する中で、木材はますます注目される素材になるでしょう。